「傷が化膿する」ということは傷口(創面)が細菌により炎症症状を起こしている状態。
炎症症状とは、患部に「腫脹・疼痛・発赤・局所熱感」のいずれかの症状があること。
細菌によってこれらの症状が引き起こさるものを「感染症」と呼ぶ。
つまり,細菌が傷口に入ったために、「傷の周囲が腫れあがり(腫脹)」「傷やその周囲に痛みがあり(疼痛)」「傷周辺の皮膚が赤くなり(発赤)」「傷の周囲に触ると熱い(局所熱感)」という症状(のどれか)があれば、これは「傷が化膿している」という。

「感染していれば炎症の4徴候が見られる」ということであり、「炎症症状がなければ,感染していない」となる。
つまり、「感染しているかどうか」は「細菌の有無」でなく、「感染症状の有無」。

 

重要なのでもう一度。

 

「感染しているかどうか」は「細菌の有無」でなく、「感染症状の有無」。

 

上記は「新しい創傷治療」より引用